雨漏り調査

今年1年、忙しい年になりました。
年末最後の投稿は京都の分譲マンションで
構造は鉄筋コンクリート(RC)8階建ての1F床の雨漏り調査。

コンクリート造の雨漏り調査 

実はこの案件、
雨漏り110番山形店の池田社長(ヨシキ)の応援、
なんでも山形の先輩(K様)が3年前に分譲マンションを新築で購入したようです。

ところが、台風などの強風雨に床から雨漏りが発生する。
建設した会社散水調査を行い修理をしたが雨漏りは止まらず・・・

話し合いの結果、
「原因が分かれば修理をします。」と伝えて帰ってしまったとか。

どうすれば そのような話の流れになるかは分かりませんが
K様としては とにかく原因を明らかにして何とか雨漏りを止めたいところ。

マンション自治会と協議した結果、
プロに調査の依頼をする方向で話がまとまったそうです。

そんなわけで山形県に拠点を置く
池田社長(ヨシキ)にK様から相談があり、
浸出原因の検証を行う事になったのが今回のいきさつです。

また、依頼されたK様は仕事の都合で山形県に単身赴任中、
12月23日・24日なら京都の住まいに帰れるという事で、日程が決定。(^^)

雨漏りを再現させることが重要ではない

さて、話の内容に少し矛盾がある事に気が付いたでしょうか。
そう、散水調査をしたにも関わらず雨漏りが止まらなかったこと。

K様の話によると、
建設会社も散水調査の実施で
再現が出来たことから修理を施したわけです。

また、建設会社はK様の
他のトラブルにも誠実に答えている事から
決していい加減な対応しているわけでも無いのも事実。

ではなぜ、雨漏りが止まらない?・・・と思いますよね。

ここで大事なのは、雨漏りを再現させることが重要では無いこと。
ビギナー(初心者)にありがちなミスだが・・・再現できたことで満足してしまう。

プロ目線でいうと、
それはあくまでも偶然に雨漏りを再現できたレベルに過ぎない。

不具合に対して根拠の無い再現は9割の原因に
たどりつけても、残りの1割の原因に結びつかないという難しさがある。

あらゆる角度で検証を重ね
修理方法を導き出す事が検証品質である。ゆえに、修理方法や
範囲を導き出さない雨漏り調査など、まったく意味を持たないのである。(^^)

コンクリートの雨漏り

今回の話を例に挙げて
分かりやすく解説したいところではあるが

私自身の依頼案件では無い事から、誤解が生じた時に
責任が持てないことや、関係する方々(K様・自治会・建設会社)に
変な迷惑が掛からない様、調査内容はクローズにするしかないのだが・・・(^^)

ダメだと思うと余計に話したくなる。
いわゆる、「大様の耳はロバの耳」的な感情が込み上げてくる。・・・(笑

打ち上げ

さて、すべての検証が終わり、
夜は私・ヨシキ・達也とミナミで飲むことになっていたが
福岡から墓参りに訪れた上野塗装店の社長も飲み会に合流する事になった。

ただ、上野さんは家族で大阪に訪れていた事から
宿に近い場所でしか飲めないとの制約があり、ミナミから
場所を変更して少しローカルではあるが、四条畷駅付近で飲むことにした。

ヨシキ「四条畷て、どこですか?」

私  「そうだね・・・少し大阪の端の方かな・・・」

ヨシキ「えっ、せっかく宿をミナミで取ったのに・・・」

私  「まぁ、・・・え~やん。(笑」

実はヨシキにとって
ミナミの夜を満喫するのも関西に来る楽しみだったようで
少し気の毒な気はしたのだが、おもしろい顔合わせだったので・・独断でミナミを却下した。

こうして人生初、男ばかりの 
クリスマスイブの宴は、ささやかに盛り上がるのであった。・・・・(^^)

翌日、現場に行くため
荷物を積みかえていると、見慣れないカメラの三脚が確認される。

サンタのプレゼントにしては気が利かない・・・
そういえば昨日、ヨシキを京都から大阪の宿まで車で送った事を思い出した。

クリスマスプレゼントというよりは・・・忘れ物・・・
もしくはミナミから四条畷に変更した仕返しか???・・・

このままスルーしようかと思ったが
それも流石に罪悪感を感じるのでそうもいかず。・・・

少しやられた感はあるが、
三脚を山形に送る事にした。 めっ・・めんどくさ!!・・・(笑

年末のごあいさつ

さて、冗談はさておき、
今年も関わった多くのみなさまに大変お世話になりました。

初心を忘れず、自身がブレずに仕事に向き合っていく。
そのような思いで今年1年も頑張ってまいりましたが、時には
本当にこれで良いのであろうかと、ふと、頭をかすめる事もしばしば、

しかし、そのような思いを吹き飛ばすがごとく、以前、
塗装や雨漏り修理を施工させて頂いた多くのお客様から ご連絡を頂く1年となりました。
「外装工事で何かあった時は坂元さんに頼みたい。」と、言われた時は目頭が熱くなる思いでした。

もちろん、全てがこれで良いとは思っていません。
台風の後、多くの問い合わせを断る事しかできなかった
状況を考えても、自身の問題は山積みだと思います。品質を落とさず
少しでも多くの工事を請負えるよう、来年に向けて改善していきたいと思います。

みなさま、良いお年をお迎えください。(^^)