雨漏りで屋根の葺き替えをする時は下屋根などの比較的安全な場合を除いて
作業の安全性や近隣へのご迷惑を考慮して足場を建てます。
その際、「足場を建てたついでに屋根だけでなく壁も塗って」という
ありがたい話を時折、頂きます。

実は雨漏り案件の場合は
工事金額が上がる様な付属工事は出来るだけ話さない様にしています。
一応、お客様が後で悔やまれる事が無いようにサラリと話す程度です。
もちろん必要な事は必要であると必ず伝えますが・・・

余分な工事をしないというのが雨漏り案件の私のスタンスです。

できれば雨漏りが止まり その後、落ち着いた時期に
お客様が「外装を触ろうか~」と ご相談いただければ理想的だと思います。(^^)
ただ、足場を建てた時に壁を塗る方が先々のコストが下がりお得である事は間違いありません。

もし屋根を葺き替えて ついでに壁も塗装をすると 
考えた場合は屋根・壁の耐用年数に注意する必要があります。
例えば屋根の耐用年数が10年ごとにメンテナンスが必要な屋根材を使って
壁の塗料を18年持つものを選んでも屋根のメンテナンスに合わせて足場を建てる事になります。

逆に屋根の耐用年数が15年なのに壁の耐用年数が10年程度のシリコンでも同じことです。
シール(コーキンング)など別の要素を加味するとまた話は変わりますが・・・基本的に
壁より1.5倍痛みの激しい屋根を基準に壁の塗料を選ぶ事がポイントです。

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 壁の耐用年数(耐候性)が長い商品は無機・光触媒・フッ素など色々ありますが
家の壁材が何で作られ、どいった工法で建ているかで塗料の選択は大きく変わります。
そのうえでどの商品にするか特性やメリット・デメリットをお話してお客様に選んでもらいます。
まぁ、正直な所100% すべての事柄に優れている塗料は無いです。
あれば私も「これしかありません」と言い切れて スッキリするのですが・・・(笑

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 そういえば去年の11月頃に 
とある懇親会で光触媒を販売しているTOTOエクセラの社長とお会いしました。
色々、話をさせて頂きましたが実に気さくなかたです。(^^)

お客様に進める以上、商品の性能はもちろん大事ですが私がメーカーを選ぶ基準は
会社の姿勢などを確認します。 まず考えられない事ですが・・・
もしも、何らかの商品の不具合があった時に責任を持って対応してくれるか?

この姿勢を必ず見極めるようにしています。
TOTOの光触媒は施工するには扱いずらい材料ですが・・・
会社の姿勢としては、とても信用できるメーカーです。(^^)

普段、飲まないので・・・お酒を飲むとすごく眠たくなる・・・
写真ではピースサインなどしてますが・・・心はすでに家に帰っていました。
熱心に語っていただけたのに・・・社長ごめんなさい(^^:)