最近、法人の問い合わせをよく頂きます。
たぶん、高所ブランコによる調査写真をご覧になるのだと思います。
とはいうものの、決して高所ブランコを売りにしている訳では無いのですが・・・
他社があまり出来ない事となると・・・ついつい、投稿したくなる・・・(笑
さて、 雨漏り箇所(上記写真の現場)は、
1F給湯室と1F作業場の換気扇から浸出するとのこと。
風雨が強い時に浸出するが普段の降雨では浸出しない。
雨漏り調査が初心者の頃は
このようなヒアリングをとり、難しそうな案件だとドキドキしたものです。
実際に調査に入ると、2日も3日もかかり・・・
やっと確認ができた事から、お客様と共に喜んだ経験もあります。
まぁ、最近でも時折、てこずる現場もありますが
内部の構造を照らし合わせ、経験値で仮説を取ると大体の侵入経路が
見えてくるこの頃、・・・さすがに調査による初々しい気分は味わえないようです。 (^^)
赤外線カメラによる撮影、ブルーの濃い部分が散水調査で
浸出により温度が下がっている箇所になり、雨漏りを再現させた箇所です。
この後、調査結果から見積もりを作成して提出となります。
時々、問い合わせから
いきなり見積もりの提出を聞かれますが、
原因が分からないまま私は見積もりを提出する事はありません。(^^)
もちろん、ある程度の
浸入経路は想像がつくのですが
壁なのか、サッシなのか、防水なのか、屋根が原因なのか・・・
ここを目視で確認出来れば問題ありませんが
検証が必要な場合は散水調査により明らかにします。
ことわざでもあるでしょ、、、入り口を間違えれば出口を間違えるというやつです。
医者に「お腹が痛い!」と言っただけで、
直ぐに手術室に運ばれたら、「大丈夫か!」と思うのと同じです。(^^)
さて、法人のお客様となると
一般のユーザーと少し勝手が違う事も分かってきました。
と、いうのも・・・先日、上記の調査とは別件で1件の問い合わせがありました。
お話を聞くと、
「お抱えの工務店があり、調査だけをお願いしたい」とのこと。
よくよく聞くと、浸入口がさっぱり工務店が分からないようで、不安に感じたようです。
なので調査だけ、私の方で請負う事が可能かどうかの問い合わせでした。
工務店と長い付き合いもあり、大事にしたい気持ちも伝わるし
人として(法人担当者)、義理堅い話は私も好感を持てる部分もあります。
そこで、担当者に このように話しました。
私が調査をして・・・
浸入口も分からない工務店が
果たして、修理はうまく出来るのでしょうか?
失礼ながら、おそらく限りなくゼロに近いですよ。・・・
もしかすると、苦し紛れに工務店が
調査が悪かったのではないかと責任転換をする可能性もあります。
とうぜん、雨漏りを再現させている私は自分の正当性をお話しするでしょう。
こうなると困るのは担当者の方だと伝へ
たとえ原因調査に1週間かかっても、工務店に特定させた方が良いと話しました。
担当者の方も凄く納得をして、お礼を言われたわけですが・・・
てぇ、・・・
修理のリスクが無いので、調査だけでも気楽だったんだけど・・・
まっ、正直者にはいずれ福が訪れるはず・・・たぶん・・・焼肉1回分くらいは?