〈奈良県橿原市で雨漏り修理を行いました。
構造は鉄骨ALCで外壁はタイル張り、
雨漏り浸出位置は2F窓廻り天井部分になります。

依頼された
M様の話によると5年前から雨漏りが発生し
ネットで調べて雨漏り専門会社に依頼をする
雨漏りは止まらなかったようです。

調査をしてはタイル目地にシーリング(コーキング)で
止水をして、合計8回の散水調査と補修を繰り返したとの事。
困り果てた業者さんが、外壁にサイディングを張る提案をしましたが
今までの経緯に不信を感じ、その業者さんの申し出を断りました。

当時は大した量の浸出でもなかったので
「時間をかけて、業者をゆっくり探せばよい!」と考えたが
徐々に雨漏りはひどくなり、最近ではゴミ袋で雨水を集めて
バケツで受ける勢い、「本格的に修理をしよう!」と
考えた事から、私にメールで問い合わせを頂きました。

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メール内容は、
壁にサイディングを張り、雨漏りを止めたい」との
希望でしたが、この家にはサイディングは不向きである事
説明して、別の方法を提案しました。

雨漏りが止まらない経緯もあり、用心深く色々と調べた結果
私の修理方法が理屈に合っていると感じたみたいで、連絡を頂き、会う事になりました

が、・・・実はM様の家の前で悩んでいた。・・・

自宅の立地は、駅前の商店街の中、さらに1Fは店舗で
人・車ともに通行量も多く、工事期間中にホコリや騒音など
かなり気を遣うし、なんといっても苦情のリスクが高い・・・

ん・・・めんどくせぇ …(^^:)

初めて家の前に立った時
インターホンを鳴らさず、このまま帰ろうかと・・・(笑

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(上記写真の矢印部分が斜壁(ななめ壁・しゃへき)

さて、覚悟を決めて調査に入り
3Fのベランダを目視すると、
笠木・斜壁にもタイルが貼られている。

図面を確認すると笠木・斜壁のタイル下地はモルタル施工され、
斜壁のエンドから少し下がってALCパネルの下地になっている。
この事から、笠木・斜壁・ALCとモルタル取り合いに大きな原因があると仮説を立てる。

仮説の根拠
簡単に説明すると、
笠木・斜壁は屋根としての
機能が必要であるが、調査案件は笠木・斜壁を壁としてとらえて施工をしている。
この事から、屋根としての防水性能を満たしていないため、雨漏りの発生原因となった。

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雨漏り修理は順番待ちの状態であり
すぐに工事にかかれない事から軽減措置を取って
ビニール養生
したのが去年の10月頃、それから1月間、まったく雨漏りは発生せず。・・・
検証のため、更に1月間放置したが雨漏りはピッタリと止まる。

念のため散水をしたが、ある部分以外は2F雨漏りについての関連性は無し、
だとすると・・・大掛かりな工事をする必要も無いのでM様と協議の上、
笠木と斜壁だけの工事に決定。

お客様の負担は減るし
ホコリや騒音などのリスクもかなり下がる。(^^)
タイミング的に工事は1月・・・ビニール養生をしたまま正月を迎えるのだが・・・

ここだけがねぇ・・・

了解していただいた、M様の人柄に感謝します。
勇気を振り絞り、インターホンを押して良かった。

もし、怖そうな人が出てきていたら・・・
ピンポンダッシュをやらかした・・・かも、しれない。・・・(^^:)

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