桜の咲く季節がやってきました。
一瞬の時期に花開く桜だからこそ、多くの人が楽しみにする。
「人の一生も一瞬なんだろうか・・・」、青臭い子供のような疑問だが・・・

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どうもこの数年、身の回りで他界する者が多い。
先日もお通夜に行き、20年ぶりに見た友人が棺桶の中にいる事に
違和感を覚えるというか、不思議な気分になる。

表現としては「どうして、棺桶の中にいてるのか?」的な感じだが
おそらく、私の中で彼の記憶が10代・20代の活発な頃のままで止まっていた
からだと思う。人の寿命は早かれ遅かれ尽きるものですが

「少し早すぎやろう!」と・・・
まぁ、それだけ、おじさんになったと言えば一言で済むのですが・・・(^^:)

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 さて、今回の雨漏り調査案件は陸屋根(屋上)になります。
建物は築20年ほどになり、雨漏りがする事から5年前に防水を再度施工しましたが
最近になって雨漏れが再発したようです。施工業者から問い合わせがあり、
現地に下見に行ったところ屋上の納まりに違和感を覚えました。

ん・・・なんで、陸屋根の中央に笠木と手すりが?

通常、陸屋根やベランダでは
建物の外周に笠木や手すりがありますが
陸屋根の中央を仕切るように手すりと笠木が存在しています。

オーナーの方にヒアリングをしたところ、どうやら元々は
2棟の建物を買い取り、使い勝手が良い様に1つの建物に改装したようです。

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赤矢印:2棟の笠木が重なった位置

 なので、建物の外周にあるはずの別々の笠木が
陸屋根の中央に仕切る様に笠木と手すりが存在する造りになっています。
笠木の雨仕舞はシート防水を2棟の笠木部分に、蓋をかぶせる様に施工されていますが

基本的には、この施工はNGです。(^^)

理由は2棟の異なる建物では、揺れ方が違うために
笠木部分の防水層に大きな負荷がかかり破断します。

なので基本的な用途や目的の趣旨は多少違いますが、
エキスパンションジョイントの笠木を応用するのがベストです。

これは関わった人達が問題では無く、
雨仕舞の専門であるから分かる事であり決して誰かが手を抜いた訳ではありません。

あと・・・「エキスパンションジョイントて なによ?」て、なりますが・・・

簡単に説明すると
エキスパンションジョイントとは、構造体同士を
分割し、地震の揺れなどでぶつからない様に作った継目です。
例えば、大きなマンションに見える建物も実は、地震などの破壊的な
被害を防ぐため棟と棟をジョイントでつなぎ合わせた構造物が多くあります。

仮説的にムーブメントの大きい
この位置で間違いないと考えられますが
目に見える形でオーナーに理解してもらう(原因)
必要があり、散水による雨漏りの再現調査を実施する事になりました。(^^)

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                      赤外線による温度変化を確認(ブルー)

 一撃・・・と、言いたいとこですが
幾度も施工業者が補修した事もあり、再現するには丸一日かりました。

時々、散水調査を始めて1時間もたたないうちに、
お客様から「まだですか?」などと聞かれることがありますが・・

調査には順番があるので、急がすのは おやめください。・・・(笑

まぁ、
何年も原因不明である経緯を考えると
本当に分かるのか不安になるようですが、一般的に
簡単に原因が分からないからプロとして成り立つのだ。・・・(^^:)

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なので・・・好き勝手に生きた十代より
今は ほんの少しだけ人の役に立つようだ。

まだまだ・・・桜が咲く季節を多く迎える必要がある。・・・