全国から問い合わせがあり、ご相談を受けますが
なかなか、全国津々浦々とお伺いするわけにもいかず・・・です。
今日は、その中でも ご相談の多いサッシ廻りの雨漏りについて お話をします。

 

1.サッシ廻りの防水テープの不具合

IMG_2233 サイディング

サッシ廻りの防水紙・防水テープの施工ミスや劣化により
サッシと内側の壁に雨水が浸入して雨漏りが発生するケースです。

お客様より表面のサイディング壁のジョイント目地に
「シーリング(コーキング)処理をして治してほしい!」と希望がありますが
壁の内側にある防水紙(透湿防水シート)や窓廻りの防水テープの不具合を治す事が
修理といえます。

もちろん、表面のサイディングをシーリング処理をすれば
壁の内部に雨水が回らない間は雨漏りが起きる心配はありませんが
逆をいえばシーリングが破断し不具合箇所に雨水が到達すると雨漏りが再発します。

この事を お客様に説明すると
「何年ぐらいシーリングが持ちます?」と聞かれますが・・・
正直な話、回答に困ってしまいます。 

 なぜならシーリング性能もそうですが
建物の揺れによりシーリングに負荷がかかる事で寿命が変わり
一概に5年持ちますとか10年持ちますなどの回答は難しいことです。(^^)

例えば、塗装工事でシーリングを打ちかえた時に話す耐用年数は
数ミリ程度の剥離はヘアークラック程度の扱いであり、塗装全体に大した影響はありません。
ですが・・・雨漏りは一滴の水の浸入で再発に繋がる修理でシーリングの剥離に対する認識
まるで違うからです。

特に足場が必要になると金額も高くなるので
費用対効果はよく考えて修理に望む必要があります。

 

2.サッシ枠本体の不具合

IMG_4102 IMG_4023 
防水パッキンの入っている位置(赤丸)                

1)防水パッキンの不具合

サッシの枠の接合部(赤丸)には防水パッキンがサッシ内部に
入っていますが、パッキンが劣化するとそこから雨水が浸入し雨漏りの原因になります。
軽減措置としてシーリングを打つ方法もありますが根本的な解決はサッシ枠の交換が必要であり、
サッシ周囲の防水紙等を傷つけずに施工する慎重な技術が必要とされます。

また、ガラス回りのパッキン等の劣化により、
サッシの気密性が損なわれた場合にも雨水の浸入を許してしまう事があります。

 

2)サッシ枠の組み立て時に起こる不具合

以前はサッシ屋さんがパーツごとのサッシ枠を組み立て
現場に搬入していた時期がありましたが、現在はメーカーで組み立てた物
現場に直送する事が増えており、組み立て時の不具合は減少する傾向にあります。

 3.まとめ

サッシ枠からの雨漏りは
レアーなケースを除いて、以上の事が主な原因になっています。
雨漏りを解決するには浸入口を確認した上で修理範囲を決める必要があり
「おそらくこれが原因だろう!」などの曖昧な判断で修理を施工しない事が必要です。

また、施工業者を選定する基準として
「雨漏りのプロ・診断できます!」などのキャチフレーズだけで信用しないこと
ホームページのブログや事例を確認し、雨漏り修理を多く手掛けていることも重要な
判断基準であり、修理を成功させるカギになります。