さて、雨漏り調査と
修理に追われている毎日、私にとっては有り難い事だと
思いますが・・・お客様の方は修理の費用は、お正月前に痛いところだと思います。

10年間、原因が分からなかった所も
弊社での調査で原因がつかめると・・・最初は
喜ばれるのですが、その原因が複数箇所あると・・・ため息に変わります。(^^:)

雨水がここが侵入経路ですが、
そもそも、この様な不具合が問題なのです。

そう、お話しすると・・・

1か所を修理するのに・・・ん・・・「50万くらい?」
2か所目・・・「100万?」・・・3箇所目「もしかして・・・150万とか?」
たぶん、原因が分かりホッとする半面・・・こんな感じで修理費用について考えるのだろう
と思います。

お客様に正確に伝えるための調査、
リップサービスと言いたいところですが・・・
やはり、真実を出来るだけ傷つかない様にお話しするのが精いっぱいかな。・・・(^^:)

さて、今回はそれほど
ため息がつかない換気口の修理のお話です。 

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 上の写真の壁にある丸型の換気口が浸入口です。
まず、この形では風雨があると雨水が浸入します。
また、天井内部を確認すると、室外に空気を送る蛇腹じゃばらが内部に
真っ直ぐ下がっている事から、雨水を内部に引き込んでいるようなもの・・・

この修理に関しては
換気口と蛇腹を取り換える必要があります。
てぇ、その前に見過ごしそうな壁の浮きを取り除きます。

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この浮きにも他の原因があるのですが、浮きの原因は
今回の話と絡めるとややこしくなるので・・・ワンテーマ(換気口)でいきます。(^^)

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 換気口を取り外して初めて分かる事でしたが
蛇腹が壁の位置でつなぎ目と穴があり・・・
どうやら、先ほどの壁の浮きから入った雨水が蛇腹の穴と継ぎ目から浸入していました。

ほんと・・・

雨漏りだけは
2重3重に原因がある事があり、ここが何年修理をしても難しいところ
新築時に蛇腹を取り付けた職人さんからすると・・・ほんの少し寸足らずで
蛇腹を重ねただけだとは思うのですが・・・魔の悪い事にその真上に壁の浮き・・(苦笑

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 今度はいったん
換気口のあたりで少しだけ蛇腹を上にあげて勾配をつけます。
こうする事で蛇腹内部に雨水が浸入しても勾配がある事で外に排出されます。
また、換気口もヘルメット型の物に取り換えました。

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 あっ、そうそう、換気口の穴も少し下向きに微調整。
換気口廻りのシーリングが破断しても出来るだけ外部に排出できるようにです。(^^)
でもって、壁の穴もALC用の補修材で修理し、この後、塗装をして完成です。

何千万もする家が
数万円で雨漏りが治ることなど、まず、無いと私は分かっていても
お客様にとっては痛い出費、出来るだけ・・・ため息を聞かない様に知恵を絞ります。(笑