天井のシミ=雨漏りと考えがちですが、
「全てのシミが雨漏りか?」というと、一概には言い切れません。

では、他にどのような原因で
天井にシミやカビが発生するのでしょうか。
雨漏り以外の例を簡単に以下に挙げていきます。(^^)

雨漏り以外の原因

1.部屋の湿度を上げると

加湿器を使い、冬場の空気乾燥を解消する事は
インフルエンザ対策に友好的な方法ですが、水を
沸騰させて蒸気に変える事で湿気を多く含みます。なので、
定期的に窓を開けて空気の入れ替えれば問題は無いようですが、
締め切ったままだと湿気が原因で天井材にカビが発生する可能性があります。

 

2-(1)小屋裏(屋根裏)内部の結露

積雪や放射冷却でみられる結露。
結露は冬場に起こることが多く、室内の暖房
暖められた暖気は上昇し、天井を抜けて屋根裏に到達します。

しかし、小屋裏は
外気の影響を受けて冷えているので
湿った暖気が小屋裏の金属等に冷やされて水蒸気となり、野地裏や
金属の表面で水滴となって滴下すると室内の天井にシミが確認されます。


写真:小屋裏(屋根裏)

2-(2)すが漏り

寒さの厳しい地域では冬場に水蒸気が野地裏で凍り付き
春になると凍り付いた水蒸気が溶け出し、雨漏りの様になることをすが漏りと言います。

気候の穏やかな関西で体験することは
無い現象ですが、水蒸気が小屋裏に溜まる状態は穏やかな気候でも変わりません。

  
 写真:結露による野地裏の腐朽

 3.小動物の糞尿

ネズミやハクビシンなど小動物の糞尿が天井の
シミになって表れる可能性がありますが、この場合
匂いや天井裏で音がするなど、ある程度は住んでいる方に分かるようです。

ただ、私の会社では雨漏り調査は出来ても
小動物の駆除はやっていないので専門業者に発注してくださいね。・・・(笑

 

検証・確認をとる

屋根の雨漏りであるか、そうでないかを
確認するには小屋裏に上がる必要があります。

小屋裏に
上がるためには点検口が必要であり、
既存の点検口が無ければ新たに設置する必要があります。

出来るだけシミのある位置に近い方が
確認が取りやすいなどのメリットがありますが、点検口の設置に抵抗
ある場合は押入れなどの天井に設置し、見えない様にするのも一つの方法です。

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写真:点検口                室内天井模様 クロス施工中

また、点検口やシミが気になる場合の修繕方法ですが
室内の天井材を張り直すのは大掛かりな工事になるので
簡易的ですが天井材に似たクロス(張り紙)を貼るのも良い方法だと思います。

以外にこれが
見分けがつかないほどいい感じです。

ただし、天井材に直接クロスを貼ると、数年で剥がれる不具合が
起きることから、下地にコンパネを施工してからクロスを施す必要があります。

ようするに天井を貼り換える
よりはクロス(張り紙)の方が安いですが、それなりの金額はかかります。(^^)

 

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写真:屋根裏雨漏りの痕跡

さて、点検口を設置したら小屋裏に上がり
内部から雨漏りの痕跡を確認して結論に到達します。
この様に話すと簡単に確認できるように思えますが、実は結構大変で・・・

たとえば、
天井裏の野地板にシミがあったとします。
しかし、野地裏のシミがもしかしたら新築当初
運搬などの際、何かしらの理由で濡れて出来たシミの可能性も否定できないこと。

なので、弊社では赤外線カメラや
水分の含水率を測定し検証をトータルで結論付ける作業を行います。


また、天井は骨組みなど
足を掛けるところも限られており、ここが大変で一苦労といったところです。(^^)

赤外線かめらによる雨漏り調査 

まとめ

上記のお話しのように
シミ=雨漏りと決めつけるのは簡単ですが
しっかりと検証して施工方法を検討する事が大事。

逆に、屋根塗装で雨漏りを止めるなど
時折むちゃな施工方法を提示する業者の話も聞きますが、これもNG。

ブログの中で、なんどもお話ししている事ですが
塗装は漏れていない状態で、表層の1次防水(屋根材)の
メンテナンスとしては力を発揮しますが、1次防水の下にある
2次防水(ルーフィング)に不具合があると雨漏りは止まりません

 軒ゼロ
上記参考図面:屋根材1次防水・ルーフィング2次防水

 

そういえば去年、堺市で
天井のシミについて問い合わせがあり、調査の結果から
雨漏りで無い事を結論づけたお客様から屋根と外壁の塗り替え工事を頂きました。

雨漏りで無い事を伝えて
問題が無いので帰ろうとしたところ、
引き留められ塗り替えの依頼を頂いたのがきっかけです。

「あっ、塗装をするんですか?」的な
意外な返事をしてしまった記憶があります。
お客様はあるていど、心づもりはあったようですが
私からすると雨漏りの案件で塗装の話が進むとは思わなかったので・・(笑

IMG_5081 (1) 

 もちろん、塗装工事も
お家に合うスペックを提案し、品質も頑張らせていただきました。

工事終了後、
「大満足ですよ坂元さん!」と感想を頂いたことが本当に嬉しかった。(^^)

気になる事は
まずは原因をしっかりと確認する事が大事。

さて、正月までもうすこし
風邪をこじらせたままだが・・・だいじょうぶだろうか?
いやいや、ここで寝込むわけには絶対にいかない。

頑張れ俺・・・負けるな俺・・・
てか、・・・ブログを書くより早く寝よ。・・・(^^)