子供の頃、
学校の先生から「明日の朝、台風だと学校は休校になります。」と
伝えられ、夜、風が強まると共にドキドキしながら夜更かしをしていた。
しかし、無情にも翌朝は綺麗な青空で、泣きながら学校に登校した事が数度。(笑

なので、
ひねくれてしまっのだろうか?

台風が大阪に来るとテレビで伝えられても
いつの間にか信用していないというか、軽くとらえていた節がある。

が・・・

先日の台風21号はすごかった。
大阪に直撃をしたのは50数年ぶりとか・・・
台風をなめてたというか、これほど風が恐ろしいと感じたことは無い。

路上に屋根材や棟板金が転がり
近所の壁が剥がれ落ち、街路樹の木が折れまくっている。
ま~めちゃくちゃでした。

さらに・・・
私の家の天井から雨漏りしだしたのは驚いた。

普段、パニックになった
お客様をなだめているが・・・大量の雨水の浸入に、焦る自分がいた。(^^:)

でぇ、・・・

翌日の朝、屋根に上がって確認すると
棟板金が貫板(ぬきいた)ごと吹き飛んでおり・・・
魔の悪い事に倒れたアンテナが風で暴れて、ルーフィング(2次防水)に突き刺さっていたのだ。

  

雨漏りしないはずがない、
あまりの予想外の状況に、かなり笑ってしまった。
まぁ、これも自分でどうにか出来る前提で、普通の人は笑えないと思う。・・・(^^)

さて、取りあえず近所も同じ状況で、数件の応急処置をすませ、
普段、工事に協力してくれている屋根職人さんに連絡をし、修理を依頼したところ、
「坂元さんだけなら直ぐにでも手配しますが3件を一度に施工するのは・・ちょっと」とのこと。

いやぁ・・・自分のところだけ先に治せるはずないやん(^^:)

職人さんと貫板を買いに行き、吹き飛んだ棟板金を拾い集めて、
どうにか近所の家は数か月は持つであろう応急処置は済ませた。

が・・・自分の家は取りあえず
部材が足ら無い事から、貫板の上に防水テープ1枚。・・・(笑


そうこうしているうちに
電話が鳴りやまない状態におちいる。
たぶん、途中から数は数えていないが、2週間ほどで100件以上の問い合わせがあったと思う。

1.現状の屋根工事について


新規で問い合わせを頂いた方は、お断りするしかなく・・・
以前、工事を請負せて頂いたお客様のご相談を優先している。

瓦や波板、もしくは雨戸が飛んで行ったとか、隣の瓦が壁に
突き刺さっているとか、ブルーシートを屋根に貼る必要があるものまでさまざま。

スタンドでガソリンを入れているとき、
信号待ちで車の看板を見て「なんとか頼めないか」と
施工を依頼してきた方々・・・本当に心が傷む思いですが、申し訳ない。

おそらく、大阪中の屋根に関わる業者は
このひと月近く応急処置に追われ、ぼちぼちと修理工程に
入るはずであるが、来年の春ごろまでは既存のお客様を優先させると考えられる。

2.対策方法として

となると、・・・
なんの繋がりも無い一般のお客様はさらに先になるはず。
おそらく、ゾッとする話だと思うので、私に問い合わせを
頂いた方には以下のアドバイスというか、ひとつの提案をしている。


出張費を余分に負担をしてでも
他府県の職人さんに連絡をしてはどうかと話しをしている。

実際に、
「淡路島の瓦屋さんが来てくれる」と折り返し
電話を頂いた事から、以外に的外れな話では無いようである。

付け加えると・・・

瓦屋が見つかったからと安心してはならない。
私が普段、取引している足場屋だが、施工依頼が2000件に達しているとか・・・
中小零細の会社に施工依頼が2000件となると、どうにも動けない状態なので
早めの手配が必要。

3他府県の職人さんに頼むメリット・デメリット

確かに他府県から職人さんが来てくれると
半年以上は早く工事が出来るし、来年の台風シーズンには間に合う。
ブルーシートの応急処置で風がきつい度に、余計な心配から解放され心穏やかではあるが・・

ただし、デメリットとしては
屋根の葺き替え後に不具合があったとしても、簡単に対応してくれない可能性が残る。
なので、せめてリフォーム瑕疵保険に加盟している業者を選択する必要はあると思う。

また、私の経験で問題が生じやすい屋根工事(他社の工事)としては、

1.カバー工法

2.屋根の部分補修

1のカバー工法が問題が生じやすい理由として
野地板(屋根下地)の状態が分からないまま、既存の屋根の上に新しく屋根を
葺き替える為、野地板が腐っている状態で、新設の屋根を施工するリスクがある。

簡単に説明すると、腐っている下地に、ビスや釘がきかない。
ことわざで言う、ぬかに釘。・・・意味は全く違う。(あくまでイメージ)・・・(笑

 
図:野地板・防水材(ルーフィング)の位置   写真:雨漏りによる野地板の腐食

出来れば、腐食した野地板を撤去し、補修後に、
防水材(ルーフィング)を施工し屋根材をビスや釘で固定したいところ。
ビスや釘が固定されないという事は、また強い台風で屋根が部分的に飛ばされるリスクが上がる。

なので、
「屋根に登れば傷み具合が分かる」などという
透視能力をちらつかせる、おっさんの話を本気にしてはならない。・・・(笑


 
写真:野地板腐食部分を撤去         写真:野地板腐食部分補修

2の部分補修は
防水材の耐用年数が過ぎていると、お勧めできない。

上記の写真でも
分かるように緑色の防水材が屋根材を
剥がすことで簡単に傷つく等のリスクなど、さまざまな問題点がある。

ようするに
工事をするなら、キチッと、やり替える前提で話をすることが大事。

もちろん・・・

気持ちは分かりますよ、私も今回の台風で雨漏りした時、
真っ先に思い浮かんだのが「うちの屋根修理は、いくらかかる?」
てぇ、・・・計算したから・・・(^^:)

取りあえず、応急処置で
雨漏りが軽減されれば、冷静に判断して業者を探すこと。
けして、安いからなどの理由で、工事に飛びつかない事が肝心。(^^)