パネルとの継ぎ目、ひび割れなどに使用するコーキング(シーリング)についてのお話です。
少し専門的な話になりますが、コーキングの打ち方には二面接着と三面接着があります。

4壁

3壁

 

壁の底までコーキングが注入されていない状態が、二面接着です。
壁のみに接着されているので揺れても追随性があり
コーキングが切れにくい構造になっています。

 そして、壁の底までコーキングが注入されているのが三面接着です。
一見、分厚く打たれているので二面接着より丈夫そうに見えますが、
実は底が密着しているために壁の揺れを逃がす事ができずコーキングが
切れやすいといわれています。では、全てのコーキングの打ち方を
二面接着にすれば良いかというと、そうではありません。

意外に知られていない知識ですが・・・

ここで、必要になってくる考え方が
ワーキングジョイントとノンワーキングジョイント の知識です。

 そもそも、二面接着・三面接着と言う技法があるわけですから
必要な場面で使い分けるというのが正しい考え方です。
簡単にワーキングジョイントを説明すると躯体の動きが大きい場所を意味します。
例ばALC壁の目地などがこれにあたります。この場合は二面接着で対応します。

ノンワーキングジョイントはその逆で、躯体の動きが小さい場所になり、
この場合は三面接着で対応します。例として、鉄筋コンクリート壁の
打設目地にあたります。


まぁ、専門的に言うと少し違うかもしれませんが、解りやすく言うとこんな感じです。
メリットが高いと思われる二面接着ですが、コーキングが切れてくると
底に水がたまる事もあり、呼び水となって、そこから雨漏りを誘発する可能性があります。
なので、動きの小さいノンワーキングジョイントに当たる目地は、三面接着にして
出来るだけ水が溜まらない環境を作ります。

 

水が底にたまる23

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また、ワーキングジョイントの中でも特動きの大きい場所があり、
知っているかどうかで雨漏り処理の場合は、修理方法が大きく変わってきます。
また外壁を塗る時にも、雨漏りの予防につながります。

何故その場所で・・・?
どうして、動きが大きくなるのか・・・?
これも以外に知られていないわりには、とても重要な知識ですが・・・

今回のテーマから残念ながら、ずれてくるので
コーキングの知識としては、ここまでにしておきます。(^^)