雨漏りは経年劣化が原因でおこるものと
新築での不具合があり雨漏りが起きるものがあります。
決して手抜き工事というわけではありません。

また、建築に関わる管理者(工務店)・職人さんに
問題があるわけではありません。家を建てる事はプロであり
お客様の要望を形にしていく技術は、むしろ優秀だと思います。

ではその優秀な管理者・職人さんが どうして不具合を生じさせるのでしょか?
実は年代により新しい工法や素材・デザインなどを取り入れていく事で
家の機能性が上がり 以前の住居より快適に過ごせるメリットとがあるのですが
同時に今までには無い問題を抱えるデメリットが出てきます。

例えば・・・

1.庇が短くなり壁にまともに雨を受ける
2.サイディングの直貼り工法(通気工法と比べて水はけが悪い)
3.カラーベスト屋根の素材の問題などなど・・・

あらゆる問題が出てはメーカーや管理者などを巻き込みながら
徐々に修復していくわけですが、その間に建てられた家は
問題を抱えながら時を過ごし 雨漏りが鬼となって姿を現わします。

てか、家を買った、お客様にとっては迷惑な話だと思います。(^^)
今回も新築時の不具合が原因で9年目に雨漏りが起きた お話しです。

雨漏りが起きたのは1Fのサッシュ上部のビスあなから雨漏りが起きました。
直接の原因は3Fの窓の横のクラックから起きたものですが
さらに上の屋根と壁の入り済みにある幕板に根本的な問題がありました。

図3

図1

 今風のよくある幕板(鼻隠し)ですが幕板のつなぎ目は
コーキング(シール)によって化粧されていますがコーキングは
劣化と共にいずれは切れます。どんなに良い材質を使ってもいずれは切れます。

なので、下に水が抜ける様に隙間を開けておくのが雨仕舞ですが
幕板の下端を見るとコーキング(シール)が施工されています。

図2

 赤の矢印部分がふさがっているとつなぎ目から入った水が下に抜けずに
一部、幕板の中を滞留することになり滞留した雨水が壁の内側に回ります。
では、なぜコーキングで幕板の下端をふさいだのでしょうか?

推測ですが、家と家の間に余裕が無くなり屋根の庇が短くなったため
従来の施工では幕板の下端からも横吹きの雨に叩かれると壁に水が回ります。
そのことによる苦肉の策ですが、これでは雨水が一時的に入らない様に
止めているだけで雨仕舞にはなりません。

なので今回、修理にあたり 雨水が横吹きでも入らず
たとえ入ったとしても雨水が外に排出される仕組みを作っていきます。
少し大変ですが・・・頑張ります。(^^)