前回のお話で、幼馴染の事で凹んでいましたが、
だからといって、雨漏り修理の工事が待ってくれる事はありません。

茨木市のS社、折半屋根の雨漏り調査をしたのは3か月ほど前の話です。
調査から修理までの期間があったのは、報告書を東京本社に送り修理の予算が
付くのに時間が必要だったからです。

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 (上の写真、散水調査により雨漏りを再現させた。)

そういえば最近、
関東の方からも問い合わせを頂き、三重県の津市に現調に行ってきました。
地元の調査会社が束になっても原因を究明できなかったようで、調査会社の範囲を広げ
私に問い合わせがありました。「保険会社の了解が出れば、調査を頼みたい。」との事で、
こちらも、お客様の返事待ちです。(^^)

さて、話は戻し原因は折半屋根の水切りと笠木が浸入口になっていました。
アルミ笠木を取り付ける職人さんに言わせると笠木のジョイントから「水は回りません。」
よく断言しますが、私の修理を手伝ってくれる職人さんは、そのような事は言いません。
経年劣化や取り付け方の不具合で水が回る事を嫌と言うほど私のせいで知っているから・・・(笑

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(赤の矢印が笠木のジョイント部分)

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 今回も、笠木下のシーリング(コーキング)の
切れ目から水が回った跡である錆が確認されました。
私と初めて出会う職人さんに調査結果を話すと、調査結果によく驚きます。

それも専門職の仕事が出来れば出来るほど、驚きのリアクションは大きいようです。
角度を変えて考えれば、仕事に誇りを持つ職人さんは、いい加減な収まりはしないと
いうことでしょう。

ですが・・・すべての職人が、誇りを持って仕事をしているかは疑問です。

少し、専門的ですが出来るだけ噛み砕いて説明していきます。
まず、笠木下のシーリングが切れたとしても本来は外部に水が抜ける仕組みが必要です。
ですが、シーリングを切り内部を確認すると・・・

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壁の奥に、水切りを差し込んでいるだけになっています。
これではシーリングが切れれば、雨水の多くは部屋内に浸出します。
なぜこうなったかは、新築時の職人に確認したわけでは無いので、
推測の域になりますが、・・・

1枚のブリキを加工し、水切りを作る段階でほんの少しだけ
立ち上がりを作る寸法が足らなかったと考えられます。
実際、私の方では新しく2段階で水切りを設置しました。

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既存水切りを撤去して、新しく水切りを同じように取り付けて

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防水テープで浸入口をまずはふさぎます。

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さらに寸足らずの部分に、立ち上がりの付いた水切りを
新しく設置しシーリング処理をしました。これで、
シーリングが切れても簡単に雨漏りが起きない仕組みになります。(^^)

2段階で仕組みを作ると、金額ベースで10万ぐらいは簡単に変わります。
ただ、シーリングが切れると雨漏りがおきる施工と、シーリングが切れても
簡単に雨漏りが起きない施工では、今後のリスクは比べ物になりません。

今回の作業内容からすれば適正価格ですが、
安さを売りにしている業者さんよりは、確かに高くなります。
このように、金額重視か品質を重視するかにより・・・
同じ工事でも、お客様に提出する見積もり金額は大きく変わります。

時折、金額重視であれば仕事も取りやすく、現場に出る事も無く
真夏の屋根に登らなくて良いのでは・・・
やまほど水分補給をしなくても良いのでは・・・
などと、暑さの中で葛藤する事もありますが・・・

出てくる結論は、「自分がされて嫌な仕事はやらない。」
てぇ、ヘンコなおやじのオチ・・・(笑
暑さごときにブレずに頑張ります。