前回の続きで、カラーベストの部分補修が、
どうしてNGなのかについて、お話しします。

屋根の防水紙(ルーフィング)ですが、
10年近くなるとカラーベストを外した時点で経年劣化でかなり傷んでいます。

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また、ルーフィングを剥がそうとしても野地板にタッカー(釘の一種)
固定してあり、剥がすと破けてしまいます。

職人さんによっては、
自分は今まで一度も部分補修を失敗したことが無いと言う人もいますが・・・
仕事に関しては根拠の無い自信は信用をしていません。・・・(笑

実は、他社で部分補修をした屋根の雨漏りが再発し
弊社にお問い合わせがあり、葺きなおした経験が何度もあるからです。

お客様に「 部分補修をした人に、やり直してもらったら?」と問いかけると
1度は見にきてもらったが、「また、同じことになりそうなので嫌だ」という
返事が返ってきました。

経緯は分かりませんが、中には元の修理業者に連絡もしていない人もいます。
このような経験から、1度も失敗が無いという職人さんの発言は・・・
本人が自分の失敗を知らない可能性を含むと思います。(^^)

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経験豊富な人ほど慎重に判断をして、無理な施工はひかえるものです。
「怖いもの知らず」と言えばいいのか、経験が浅い人ほど腕自慢をします。
まぁ、この業界に限ってでは無いとは思いますが・・・(^^)

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先々を考えると全面改修と言いたいところですが、屋根を修理するなら、せめて半面は必須です。
ルーフィングをめくり、野地板(屋根の木部下地)の状況を確認して野地板が腐っていたら
交換
が必要ですが、今回はきれいな状態なので、この上から新設します。

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 雨漏り原因ですが
天窓の角のルーフィングの張り忘れ(赤の矢印)と
寸足らず・・・今度はしっかりと角まで巻き込みます。

ちなみに、今回のルーフィングは
野地板に接する面は片面粘着になっていて、施工時に剥がれたり、
ずれたりすることはありません。また、ルーフィングの重ね代も粘着している事から
水が少々滞留しても、部屋内に浸出する可能性を低く抑える効果があります。

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 さらに、捨て水切りを入れる前に天窓の立ち上がりに2重に防水テープを張ります。
普通はここまでしないので毎回、職人さんの機嫌がこの辺で悪くなってきます。(笑
本当は天窓を無くす事が家のためにも、私と職人さんの仲が良くなる方法なのですが
お客様の意向を取り入れるのも私のしごとです。(^^)

 DSC05072 施工真屋根状況

 初日にカラーベストを剥がして20分ほどで主力の職人さんが、ぎっくり腰になった時は
随分と焦った。(笑 剥がした以上は、雨が降っても漏れ無い所までその日に終わらせる
必要があり、暗くなる7時頃まで作業に費やしてしまった。普段の行いが良いから終わったのか?
それとも、普段の行いが悪いから、職人さんがギックリ腰になったのかは分からないけど・・・
行いが良いから終わったのだと、そこは根拠が無くても素直に信じます。・・・(^^)

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