シーリング(コーキング)が破断すると室内に雨水が浸入しやすい部分が窓・
換気口・配管などの貫通部です。なぜかというと、 貫通部の
防水処理があまいケースが多い事が理由にあげられます。

写真1のように透湿防水シートを貼る前に防水テープ(黒色部分)で
貫通部を処理しているにすぎないからです。
これでは、シーリングが破断して雨水が透湿防水シートに流れ込むと
早い段階で劣化が進み、雨漏りの原因になります。

そのため、近年は写真2のように透湿防水シートを貼ってから
更に防水テープで処理されることが多くなってきました。

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 写真1         写真2

 では、これで十分かというと、そうでもないのが現実です。(^^)
想像すれば容易だと思いますが、一年中、シーリングが破断した場所から雨水が流れ込むと
数年もあれば防水テープ(写真2)を突破して、室内に流れ込む力が水にはあるからです。

なので、この手の問題を解決するために最近は建材メーカーから
グリーンのカバー(写真2・写真4の赤矢印)を取り付ける部材が出ています。
この様な部材が製品化されるということは、いかに開口部からの事故が多いかが分かります。
実は私の場合、さらに、もう一工夫しています。説明すると本題から外れていくので
またの機会にしますが、ちょっとしたノウハウと言ったところです。(^^)

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 写真3                   写真4

 でもって、この上にサイディングを張り付けていきます。
配管パイプとの隙間はシーリングを打って完成です。

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 こう考えるとシーリングの役目は、かなり重要なポジションですが
建物が揺れる事で、破断しやすい事も事実です。目地の役割として
パネルや配管などが揺れて、ぶつからない様に工夫してあり
常に建物の揺れを吸収しています。

なので破断しないシーリングは存在せず、しいていえば、
伸縮に強いシーリング処理を選び、揺れを効率的に吸収する事が望まれます。
色々なシーリングの成分を確認して、「これだ!」という、お勧めの
シーリングはありますが、それ以前の下地の防水処理が適切であることが前提条件です。
そのうえで、伸縮に強いシーリングを持ってくるので、シーリング性能に
値打ちがありますが、どちらにしてもいずれは、破断(切れる)する運命・・・

建築業界の悪しき習慣は・・・

なんでもシーリング処理に頼ろうとする傾向が強く・・・

時には、使ってはダメだろうと
いう所までシーリング頼みになっている事があり、
そのような所が、後々雨漏りとして問題になる箇所です。

なので・・・
雨漏り修理として気を遣う所は、出来る限りシーリングに頼らない
雨仕舞のシステムを考えることがポイントであり、
必死に知恵を絞りシーリングに頼らず、長持ちする施工を考えます。(^^)

 有り難い事に
1年を通して忙しくさせて頂きました。
やっと、ゆっくり出来そうだったのですが・・・
季節外れの雨のせいで、問い合わせが2件もかかってきた・・・

どうする俺 (^^:)   どうする・・・俺の正月休み・・・(笑

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