私の高校の担任だったH先生とはタイミングが合わず、卒業後は、お会いする機会がありませんでした。
卒業してから数回あった同窓会も、私が出席する時はH先生は来ず、H先生が出席した時は私は用事で欠席…このような感じで月日は流れます。(^^)


高井田ラーメン:関西では珍しい濃い口醤油のラーメン

久しぶりに開かれた先日の同窓会も私が欠席した事で、H先生が私の同級生に「康士朗に言っとけ‼ ラーメン屋で土日にバイトしてるから食いに来い(# ゚Д゚)」との言付け。
なんでも、教師退職後(2025年で77歳)、暇な時間を過ごすのが嫌で、東大阪の高井田系ラーメン店でアルバイトをしているとのこと。

いささか強引なお誘い…とは思ったのですが、流石にスルーするわけにもいかないので時間を作ってラーメン屋さんを尋ねました。

で、ラーメン屋に入ってみたら、先生がいてないやん⁈ 
店の人に尋ねたら「勤務時間は土日の11時から14時まで」とのこと。

先生…雑な伝言は、おやめください(笑 

H先生とのエピソードは沢山ありますが、よく叱られました。ほぼ毎日ぐらいのペースで…(もちろん当時の私が問題だらけだったから)

しかし、不思議なことに大して腹は立たなかった。なんだろう…ぼんやりした感覚ですが、親に似た愛情の様なものを感じていたから逆らえなかった…が、正しいかも。


写真:高校の文化祭での彼女と私

先生は忘れていると思いますが、文化祭に彼女を連れて行った時、こう言いました。
「彼女、こんな奴と付き合ってたら不幸になるで、さっさと別れた方がえーで!」と…(;’∀’)

なのに彼女は先生の忠告も聞かずに、私のお嫁さんになってくれました。ただ、今でも夫婦げんかをすると妻がこの様に言います。「H先生の助言を聞いとくべきやったなぁ~と…」
おかげで、夫婦げんかをするたびに妻に平謝りしている私がいます。

どうしてくれるんですか… ┐( ̄ヘ ̄)┌

当時、先生が顧問をしていたレスリング部に私達(グループの友達)を強く誘っていた理由を卒業してから知りました。

「あいつらは、やんちゃ坊主だけど根は素直だと」さらに「一人が高校を辞めると芋ずる式に全員辞めるだろうと」だから、自分(H先生)のクラブ(レスリング部)に入部させて、目の届く範囲に置いていたと…

聞いた時は目頭が熱くなりました。
学生の頃、陰であだ名で呼んでいた事をお許しください…(・_・)

そして、今だから白状します。
私が最後までレスリングの入部を断ったのは、あのピチピチのコスチュームが…

思春期の私にはビジュアル的に無理でした。( ̄Λ ̄)ゞ


写真:左の方がH先生

さて、話は戻り、もう一度アルバイト時間内にラーメン屋さんを尋ねると今度は会う事が出来ました。若い頃はマッチョな先生が随分と痩せましたね…しかし、忙しさもあってか、77歳とは思えない、きびきびした動き。

というか、忙しすぎて話せる雰囲気と違うやん…(^^:)

仕方が無いので次はアルバイト終了時間の14時手前に行きます。妻も連れて行くので「康士朗と一緒になって良かったなぁ~」と、妻に言ってくださいね。(・_・)

私は貴方の教え子であった事、人生の中で幸せな出会いができた事に感謝しています。どうぞ、いつまでもお健やかにお過ごしください。