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外壁コンクリートの塗り替えと打ちはなし模様の再現

コンクリート
 

上の写真は木の板にコンクリート打ちはなし(打ちっぱなし)模様・くぼみなどを再現したものです。
弊社のコンクリート塗装についての特徴は、コンクリートの模様(ガラ)だけでなく、丸いくぼみのセパレータや施工時に出来る型枠(施工パネル)の継ぎ目まで再現できる事が
大きな特徴と言えます。

簡単に話すと下地がコンクリートで無くても再現する事が出来、素材の違う既存の塀であってもコンクリート模様に塗り替える事が可能です。

ただ、一言でお話をしても「専門的な事は難しい?」と感じる事から、新築時の不具合から順を追って、弊社の再現工法の特徴もしくはメリット・デメリットについて解説します。

 

コンクリートを塗り替える上での不具合と下地処理について

1.コンクリート(RC)の打設
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参考写真1(鉄筋の廻りに型枠パネルを施工しコンクリートを流し込む)
 

新築時にコンクリートの壁・天井を作るには鉄筋を編み込んだ廻りに型枠パネルを設置し、中にコンクリートを流し込み十分に乾燥した状態になってから型枠パネルを外して完成になります。

後は、撥水剤を塗布する事で雨水の浸透を抑えます。 ただし、撥水剤は水を弾く効果はありますが、雨水の浸入を防ぐ防水材としての機能は持ち合わせていません。

2.ジャンカ
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ジャンカ                    参考写真2(ジャンカ補修)          

打設不良締め固め不足またはセメントと砂利の分離などにより空隙ができ脆くなっている状態の箇所が出来る事があり、この不具合をジャンカと呼びます。

ジャンカは現場施工中に補修施工(参考写真2)をする事で分からなくなりますがコンクリートの密性を損ない雨水が浸入しやすい状態に陥る事から、コンクリート内部の鉄筋に雨水が到達すると、鉄筋の錆びや腐食の原因に繋がります。

3.エフロレッセンス(白華現象)

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赤丸エフロレッセンス(白)          青丸 散水調査による浸出

エフロレッセンス(白華現象)とはコンクリート内部に浸入した水分が蒸発する際に石灰化し表面に染み出て固まる現象です。
例でいうと、鍾乳洞の垂れ下がった鍾乳石と同じ成分です。(無害)

上の2枚の室内の天井裏写真ですが、雨漏り調査による検証で赤丸のエフロレッセンス(白)の位置に屋上の雨水が流下する事が分かりました。(青丸)
この様にエフロレッセンスは、ひび割れやジャンカなどの不具合箇所から雨水が浸入した事により、現れる現象の一つになります。

ただし、撥水剤の効果が切れるなどの原因からコンクリートの表層に浸透する程度の可能性もあり全てのエフロレッセンスが雨漏りで無い事を知り過度に心配する必要はない事や、塗り替え時の合図である事を理解すれば良いと思います。

4.コンクリートの破損(爆裂)


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赤丸(鉄骨錆・膨張)             左官による補修

ジャンカやひび割れ(クラック)を長く放置すると、雨水が浸入し躯体内部の鉄筋が錆び、鉄筋が膨張した圧力によりコンクリートが外に押し出され破損(爆裂)します。
さすがに、この状態は躯体の耐久性に支障が出てくるので速やかな対策が必要になります。

 5.コンクリート塗装の下地処理(ひび割れ)
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 サンダによるUカット写真

コンクリート表面にひび割れがある場合、サンダによる切り込み(Uカット)を入れてシーリング処理をする方法とひび割れが深い場合はコンクリート内部までエポキシ樹脂をシリンダー(注射器の様なもの)で注入する方法があります。

 WS000058 
 エポキシ樹脂の注入

なぜ、この様な工程が必要かというと表面だけの塗装(塗膜)では止水にはならなずコンクリートを長持ちさせる、もしくは傷口を塞ぐにはUカット・エポキシ樹脂による低圧注入は必要不可欠になります。

ただし、ひび割れでもヘアークラックと呼ばれる幅0.3mm以下・深さ4mm以下の髪の毛程度のひび割れにはこの限りではありません。

 6.コンクリートに塗装をする材料の選択

コンクリート  

これ以外にもコンクリート表面の汚損や劣化など高圧洗浄をしたとしても綺麗に落ちる事はありません。

また、高圧洗浄・下地処理後の表層の補修跡をコンクリート塗り替えの定番である透明の撥水剤やクリアーでも隠すことはできません。
なので、補修跡を隠すとしたら一般的には着色による塗り替え仕上げになりますがコンクリート模様を塗りつぶす方法なのでコンクリートの質感が損なわれてしまいます。

 dsc05157 dsc05162

 
もし、塗りつぶす事が気にならないのであれば工法にこだわる必要は無いのですが、・・・
そもそも質感や模様は、建物の高級感やデザイン性を演出できる重要なポイントです。

この事から再現工法は高級感やデザイン性を生かし、なおかつ、壁及び躯体の劣化を保護することに優れています。

簡単に話すと・・・

ひび割れなどの補修をすると・・・色を塗る必要があり同じ塗るのであれば、元のデザインに近いものが再現工法です。
続きは再現工法の工程とメリット・デメリットついてのお話しです。(^^)

仕上がるまでの行程とデメリット

  auto_GKpcjs ➡コンクリート ➡WS000056
 下地ベース色を施工    くぼみや型枠の継ぎ目を施工         くぼみの拡大写真        
 

まず、壁が破損・爆裂・クラック等で傷んだ所を補修する前提で考えるとコンクリートの型枠を設置するときに出来るくぼみ(セパレータ)や型枠の継ぎ目(ジョイント)上手く成形する必要があります。 

単純に くぼみに対し、丸く色を塗っているわけではなく弊社の手法を使って凸凹を表現していきます。型枠の継ぎ目についても同じ手法を使う事から、くぼみや型枠の継ぎ目をリアルに再現する事が出きます。 

次にコンクリートの風合いである模様やシミを描くのですがこの時にどの程度の模様やシミに表現するのか、お客様と念入り
打ち合わせ
が必要となります。

というのも・・・

さっぱりと模様(弱め)を描くと塗り替えた感があり、近くで見ると綺麗ではあるのですが、離れた位置で確認すると1色で塗りつぶした様に見えてしまいます。

逆に、あまり強めに模様を描くと離れた位置では打ちはなしの模様が綺麗に表現出来るのですが、近くで見ると壁の模様やシミが汚れた様に見えてしまいます。

コンクリート ➡  コンクリート  
模様・くぼみ無し(下地ベース色)     少し強め模様・くぼみ表現 (完成)       
 

例えば、下の写真はコンクリート再現工法を施工した壁ですが、写真左は離れた位置から上の方を撮影したものです。

1Fから3Fを見上げた位置なので、おそらく9mぐらいになると思いますが、少し模様・シミが分かりずらくなっています。

コンクリート  コンクリート 
写真左                     少し弱め

この様な理由で、コンクリート模様の再現は施工する前に見本板を先に作り、お客様に離れた位置や近い位置など、建物の立地に合わせたベストな模様が表現できるように詳細な打ち合わせと確認が必要となります。少し面倒な作業であり、再現工法のデメリットだと思います。

 

コンクリート再現工法の特徴とメリット

コンクリートの模様(ガラ)を付ける事は一般的には難しい工程だと言われています。
理由として、均等に模様を表現しにくい事から広い面では模様がムラに見えてしまうからです。

なので、弱めの模様を施工する事が一般的ですが弊社の施工方法では、ある程度均等に模様を表現する事ができ、強めの濃色模様も可能な事が特徴の一つにあげられます。

 
WS000066
写真上部 強めの模様 下部 弱いめの模様

次に耐候性についてですが下の写真は施工する前のコンクリートの外壁です。

工事は着工されて6年が経過しましたが塗り替えた当初とさほど変わりがない状態を保っています。
年数が経っていることはAfter後の木の成長でお分かりになると思いますが、耐候性としても安心できる品質になっています。

コンクリート コンクリート
 Before                    After (6年経過)

上記( 6.コンクリートに塗装をする材料の選択)でも説明しましたが

撥水材 (無色透明・艶無し)

クリアー(無色透明・少し色が付いている物も含む)

によりコンクリート壁の保護を提案される施工会社もあるようですが、それではどうしても下地処理に限界があり表面的な化粧をした程度という事になります。破断や爆裂などの進行から肝心な外壁を守るという概念からは

少し外れた考え方になる様に思います。・・・

また、くぼみ(セパレータ)や型枠の継ぎ目(ジョイント)を違和感なく形成できる技術を持つ事から、その後のコンクリート模様の再現でも見た目の良い仕上がりが可能です。

まとめとして・・・

再現工法の最も特徴的なのは 、撥水材やクリヤーでは隠せないひび割れ・損傷した部分でも綺麗に修復でき、なおかつ、一般的な塗装と違いコンクリートの風合いを残したまま劣化を保護する事が可能です。

そしてなによりも塗装+雨漏り修理に多くの経験を持つ事から一般的に見逃しがちな壁の不具合にも対応できるノウハウを持ち合わせています。

少々、熱く語ってしまいましたが 再現工法のメリットを、 ご理解いただけたでしょうか?・・・(^^)

 

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