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塗り替えに使えるエージング塗装の技法

エージングとは一般に老化の意味になりますが、塗装でいう エージングは
新しい物を古く見せるなどの独特の風合を感じさせる空間を演出します。
たとえば、その技法を使うと、木の棒に大理石の模様を描たり、
コンクリートの模様や鉄を高温で熱したときに出来る黒皮仕上げを塗装で表現できます。

ちなみに、このようなエージング系の技法はどこの塗装会社でも
出来るものでは無く、基礎ベースの技術を磨くために学び
持ち帰った技術を更に、高める努力を意識して自分のものにしていきます。

エージング o0640048011962715348
木の棒に大理石塗装を表現          木の棒の大理石塗装 拡大写真

エージング エージング

木の板にコンクリートを表現      木の棒に黒皮仕上げを表現
さわり程度の模倣だけでは
ここまでのクオリティーは表現できないと自負していますが
「家の塗り替えには、全く関係ない!」と、お考えでしょうか?
ところが、以外に住宅の塗り替えにもエージングが使える事をご紹介します。
たとえば下の写真の木目の補修にも応用可能です。
エージング エージング エージング
 補修前 (写真1)       補修中 (写真2)        完成 (写真3)

補修前(写真1)の木目の部分が剥離して下地が白くなっている事が確認できます。
ここに段差が無いようにパテをして、フラットに仕上げた上にベース色を
塗ったのが、真ん中の補修中(写真2)の写真になります。さらに、周りの木目と
違和感が無いように木目を描けば完成(写真3)です。

また、手すりや門の塗装にも一工夫できます。
左下の塗装前(写真4)はブロンズ系の門ですが、色あせて塗り替えの必要があります。
通常の塗り替えだと、色目は別として右下の一色(写真5)の仕上がり方になり
門に奥行を感じれず、少し味気なく新築時の質感や高級感に欠けます。

ここが通常の塗装の限界で、これ以上の高級感は望めません。
おそらく施工会社の中には、基礎ベースの考え方の違いもあり

「お客様は、そのような塗装は望んでいない!」

「そんなことが出来ても、お金にならないよ!」

などと答える施工会社もあるでしょうが・・・出来る上で
やらないのと、出来ないのでクオリティーを妥協するのでは大きな違いがあります。
まぁ、ここら辺の話しをすと、本題の趣旨から外れていくので、またの機会に・・・(^^:)

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塗装前 
 (写真4)             一色の塗装 (写真5)

さて、
エージング技法を使うと門構えのグレードを上げる事が可能です。
下の写真はエージングを使ったものですが、塗装で奥行を表現している事が
お解りでしょうか?

シルバーの拡大写真をよく見て頂くと
濃い部分と薄い部分に濃淡の奥行があり
鉄の重量感や立体感を視覚で感じさせることが出来ます。

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シルバー塗装拡大写真            エージング塗装 完成

いかがでしょう、同じ門の塗装でもこの違いは大きいと思いませんか?
エージング塗装が塗り替えにも応用できる事が、お伝えできたでしょうか・・・(^^)

 

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