雨漏りと躯体部分に関する調査をするため、和歌山市内に行きました。
1級建築士の玉水先生にも同行をお願いし、色々な助言を頂き学びになりました。
一口に1級建築士といっても、そこには専門的なジャンルがあります。
例えば、建物のデザインであったり、耐震強度であったりと様々ですが
先生は雨漏り関連で数々の著書を出しており雨仕舞に関して
とても詳しい1級建築士さんです。
また同時に、雨漏り診断士協会 技術研究所長でもあり
診断士の資格を持つ私にとって業界の大先輩に当たります。
雨漏り診断士を受講しているときは、まさか一緒に仕事をする日がくるとは
夢にも思わず・・・当然ながらテンションも上がります。
ただ、調査対象が3Fの屋根で足元が悪く危険な調査なので
失礼ながら年齢を考えると少し心配になり・・・
「屋根は滑りやすいのでくれぐれも無理しないでください」と声はかけているのですが
聞こえていないかのように足場をガンガン上がっていきます。・・・えっ・・・(^^:)
様々な問題点を検証するために、屋根裏にも上がる必要があったのですが
当初、私が屋根裏に上がり、先生の目となり問題点を確認するつもりでしたが
まさか一緒に屋根裏まで上がってくるとは思いもしませんでした。
私も職人として多くの現場を経験してきましたが
一般的に1級建築士さんは、図面を作成したり確認のチェックのために
現場に来ることはあっても、職人さんと同じように危険作業には関わりません。
なので、危険な場所にも関わらず一つ一つ自分の目で確認を取っていく姿には驚きで
技術畑である先生は本当に貴重な存在だと思います。
また、今回の調査・診断内容は非常に繊細な部分が多いためブログでは
核心的な話には触れませんが、改めて自分の仕事に気を引き締めるべきだと再認識しました。
今までとは全く違う切り口と着眼点も取り入れていく必要がある事にも気づきました。
今後の課題として先生に ご同行を願うときは、私自身が心配することなく
いかに安全を確保できるかという、非常に難しい問題は残っていますが・・・(笑