毎回ですが・・・他社で解らない雨漏りが私の所に回ってきます。
なんでだろう・・・(^^:) それも、建築事務所とか工務店でなく
同業者がサジを投げた物件です。
お客様は何軒かの業者を渡って私の所に来るので
調査の難しさは理解してくれているだけ話は早いのですが・・・
毎回毎回、見事にややこしい物件ばかり。(笑
まぁ・・・天邪鬼というか返ってやる気が出る自分がいます。
私自身、自覚はありませんが仲間内でマニアックだと言われます。(苦笑
ビジネスで考えると簡単な原因で修理も簡単に済ませてさっさと手ばなれすれば
実入りも良いわけで・・・手間がかかればかかるほど利益率が下がります。
私もその方がえ~かなぁ~なんて思うのですが・・・その手の話は回ってこず
ちょっとだけ不思議な気分です。(^^)さて、今回も5年前から雨漏りに悩まされている
お客様の調査にうかがいました。
お客様が言うには以前の業者に調べてもらったが解らずじまいで
その業者さんが帰り間際によほど、ばつが悪かったのか
「これ・・・○○神社でお祓いしてもらったトックリですがどうぞ~」
てぇ言われて・・・俺の家は祟られているのか?・・・などと思ったそうです。(笑
流石にこらえきれず爆笑してしまった。・・・(^^;)
でぇ、私もトックリを渡さぬように慎重に調査に挑みました。
手こずりましたが もちろん、雨漏りは再現させました。
原因は複数重なってはいますが主に上の階の手すり笠木の不具合です。
別の場所で少し妙な疑問が残りその部分の解明が終わるまでひとまず
修理は見合わせる事にしました。
赤の矢印部分が雨染みの様になっていますが
点検口を付けて床の裏側を確認すると全く痕跡も無く綺麗なじょうたい
であり押入れの真ん中に 突如現れるシミがなんとも不自然です。
通常は壁沿いから雨漏りの跡があり この部分まで水が流れてくるなら
雨漏りだと断言できますが、天井も ほかの箇所にも痕跡がみあたりません。
推測ですが既存住宅(中古住宅)を購入した今のお客様以前にこの箇所になんらかの
雨漏りがあり、この押入れの床に雨水が流れ出た可能性が残ります。
ここは、もう少し時間をかけて検証をおこない結論を導く必要があります。
今回の雨漏りの原因になった浸入口はシール(コーキング)で
仮止めをおこない、出来るだけ雨漏りを抑えた後 お客様の疑問が
解決されてから工事を施したいと思います。
疑問を持ったまま工事に移ってはお客様との信頼関係は
築けません。まぁ、いずれにしても・・・
私がビジネスに向いていないのは間違いない。・・・(^^:)