お家は雨漏りを放置したまま塗装をしても長持ちしません。有限会社グラス・サラは、長く住める家をコンセプトに提案できる雨漏り・防水専門店です。

工場・マンションおよび法人の改修工事と注意点(雨漏り調査・相見積もり)

 雨漏り調査だけを請負ことは可能か?

  
IMG_4731 足場なしの雨漏り調査

法人のお客様となると一般ユーザー様とは少し勝手が違うようです。以前あった担当者様とのやり取りですが「お抱えの工務店があり、調査だけを私にお願いして修理は付き合いのある工務店に任せてもよいですか?」との、問い合わせでした。ヒアリングを進めていくと、工務店に雨漏り調査をさせたが浸入口がさっぱり分からない事から不安に感じたようです。

担当者様の工務店との長い付き合いを大事にしたい気持ちは、人として私も好感を持てる部分もあるのだが、その事を理解した上で敢えて担当者に、このように話をしました。

浸入口も分からない工務店が、果たして修理はうまく出来るのでしょうか?失礼ながら、限りなくゼロに近いと思うし、もしかすると雨漏りが止まらない場合は苦し紛れに「調査が悪かったのではないか」と責任転換をする可能性もあります。とうぜん、雨漏りを再現させている私は自分の正当性をお伝えする事になります。

こうなると困るのは担当者様の方だと伝へ、たとえ原因調査に1週間かかっても工務店に特定させた方が良いと話しをしたところ、担当者の方も納得をしてくれたのですが、後日、連絡があり、浸入口を確認できなかった事から工務店の工事で雨漏りが止まらなくても私の方では責任を持てない事を条件に調査を行いました。

工事品質を確保するための相見積もり

北区天満9階建て、建物は数年前に壁のシーリングと塗装を済ませている。目視の上では全体的に問題が無いように思われたが、屋上に上がると防水の排出口(ドレン)が非常に痛んでいる事から原因は排出口の傷んだ部位(孔)から雨水が流下し8F・7Fの壁内部の柱を伝って6Fに雨漏り具象が確認されたと仮説を立てました。

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大阪市北区天満 6F ALC壁雨漏り調査

調査の結果、仮説道りに排出口が原因で6Fに雨漏りを再現させました。念の為、7Fの壁に散水を行ったところ、6Fから雨漏りが確認された。

浸出したやんか・・・ 
なぜ数年前にシーリングと塗装工事をしているしている壁から漏れるんだ。・・・⁇

よくよく確認すると室外機パイプ(スリムダクト)が数本並ぶところがあり、この部分は手が入らない事からシーリング処理がされないまま塗装されている事が判明、室外機のパイプぐらい外したらよいのだが大規模改修になると金額重視なり、予算に合わせる事が精いっぱいで気遣いのある工事からはかけ離れる傾向にある。

だが、建築当時のALC壁の防水性は脆弱でありシーリング(コーキング)の止水性に頼るにもかかわらず、請けた職人たちは「値段が安いから」と自分たちの都合のよい工事をする。また、元請業者も雨仕舞に興味は無く、お金がどれほど儲かるかしか考え無い人が多い。悲しい話ではあるが大規模改修の相見積もりを勝ち抜く多くの施工業者の実態はこのようなものだろう。(注意:もちろん、すべての施工業者がそうではない)

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ちなみに、上の写真、ブランコ作業をしている勇者は私ではありません

さて本来、壁の修理は足場を立ててシーリングを打ち直す作業であるが部分的に足場を立てるには不安定で危険すぎる高さ。ましてや、数年前に塗り替えた事を考えると、全面に足場を立てるにはオーナー様の費用負担が余りにも大きい。これらを考慮して今回はALC壁の上にシーリングによる増し打ちで対応しようという事になった。環境の悪い状態でシーリングを打つ事になり、それほどシーリングが長く持つとは考えにくい。

あくまで、応急処置であり保証としては対象外になる。そうなるとシーリングが破断しては打ち直す費用もバカにならないとは思うが、話し合いの結果、まずは費用負担の少ない方法となった。

実は高層の雨漏り修理(補修)をホームぺージで紹介は控えている。理由は第一に危険である事、第二にシーリングは軽減措置や応急処置 であり、到底、雨漏りを修理したとは言えない事から、お客様と後々のトラブルの元になるからだ。

ここまでの話で何を伝えたいかというと、せめて相見積もりを取るなら設計事務所が良く使う手法、例えば、4件の相見積を取り一番高い金額と一番安い金額は除外し、真ん中の2社の品質を競わせた上で判断をする。そう、勘違いされがちであるが、プロの相見積の目的は一番安いところを探すためでは無く、品質と良心的な会社を見つけるためのものである。いくら安くても後々の不具合を残しては良い買い物をしたとはとても言えないであろう。

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