一級建築士で
著書を多く出されている玉水新吾先生と
私が所属する雨漏り110番、唐鎌謙二代表の共著、
雨漏110番技術班監修による雨漏り事件簿が発売されました。
玉水先生の雨漏り案件は
私も同行(お手伝い)する機会が何度かあり、
書くと絶対におもしろい話しですが、守秘義務的な案件であり、
雨漏り事件簿では事例として紹介出来ないことが残念です。
さて、この様な話をすると・・・
「なんだ、自分が所属している団体の自慢話かよ?」
などと、ひねくれて取る人も、いると思いますが・・・(^^)
写真の表紙をよく見てください。
雨漏り110番グル-プの解決率97%
この97%の数字が低いと思うか高いと思うかは自由ですが・・・
ただし、調査・修理を生業にしている
私達でさえ、100%に至らない難しい仕事である事は事実。
たとえば、家のデザインが先行しすぎて、建て替えた方が早いと
おもう案件もしばしば。
浸入口を確認しても、
修理は第三者として手を付け無い方が良い案件まで存在する。
なので、知識や技術を極めようと高みを目指せば目指すほど限りなく
解決率100%から遠のく不思議さがある。
では、自慢話でないというのなら・・・
「印税しかない!!」と思うでしょう。・・・それも間違い (笑
表現が適切かどうかは分からないが、
芸能人じゃあるまいし、専門書の印税など微々たるもの・・・
凡人の中の凡人である私に言わせれば、一冊2700円(税別)程度で
調査から修理方法のプロセスまで公開する事に違和感がある。
思い悩み眠れぬ夜を過ごした
いわば、血と汗と涙のノウハウであるわけで・・・
非公開にする方が、印税より、よほど利益になるからである。
そう、・・・
心の狭い私が考えれば クローズになる話しなのだ。(笑
ではなぜ・・・???
雨漏り110番に加盟する条件として
雨漏り診断士という資格を取る事が必須条件となる。
その試験及び資格を発行している団体が
NPO法人(非営利目的)雨漏り診断士協会という別組織であるが、
ここは、世の中から雨漏りを少しでも減らそうとする目的で、自分たちの
培ったノウハウを一般に公開し、非営利目的で活動を行っている団体なのだ。
ようするに
協会メンバーが雨漏り110番の中に在籍している事から、
良い意味で、診断士協会の精神もしくはDNAを引き継いでいる事が
ノウハウをあっさりと公開できる理由かもしれない。
なので・・・
建築に関わる方は、この書籍を一度は目を通しておくとよい。
ついでに、雨漏り事例協力者に
坂元康士朗(有限会社グラスサラ)と書かれているところも
ぜひ見ておくとよい!!
「はっ! やっぱりプチ自慢かい・・・」と思う人
いやいや~~
世の中、そんなに、ひねくれて見てはいけない・・・たぶん・・・ (笑