先日、問い合わせの電話を頂き
屋根の谷を塗装てほしいと依頼を受けました。
以前、私の会社の看板を○○駅前でみて、写真に保存していたとか。(^^)

おー!

東大阪の○○駅前に4年前から
看板を設置
しているが「看板を見た」という連絡は初めて。

雨漏り大阪の看板

生駒山上に近く
普段は人の少ない駅ではあるが、東大阪で一番大きな
祭りが最寄り駅の神社であり、祭りとなると数万人は集まる駅なの

で、

なかなか
いいのでは?
と、思ったのだが・・・
看板をみたという問い合わせは全く来ず・・・

人に話すと
看板が小さすぎるとか・・・
似顔絵がもはや若すぎる・・・などなど、
好き勝手に言われ、耐え忍んで4年、ようやく連絡を頂いた。・・・(笑

まぁ、私も看板一つで
集客ができるとは思っていないが
作ったことが無駄だった・・と、考えたくないので

きっと、問い合わせをいただく人の中には
「看板のことは触れずに連絡をくれる人もいるのだ」と、いい聞かせていた。

なので、ストレートに「看板を見た!」と
連絡を頂いた今回のお話は、初めてホ-ムページ
から問い合わせを頂けた時のように新鮮な気持ちであった。(^^)

谷樋の塗装

さて、お問い合わせは
大阪市生野区、築30年の2階建ての建物で
瓦葺きと立平葺き(板金屋根)の切妻屋根をつなぐようにが谷樋がある形状。

去年の台風で屋根の立平部分が
吹き飛んで、谷樋を挟んだ瓦部分も一部破損したそうです。

屋根の谷樋

なので、ネットで瓦屋さんを呼んで治してもらったが
立平は板金屋さんの守備範囲ということで屋根屋さんに立平の工事は
断られ、板金屋さんをネットで必死で探して工事(立平葺き)をお願いしたとの事。

これでやれやれと思った所に、
板金屋さんから谷樋は塗装をしたほうが良いといわれて、
○○駅前で見た看板(私)をお思い出し、連絡を頂いたようです。

谷樋のさび止め

雨押え水切りと谷樋のさび止め(赤色)を塗装。
少し問題のある部分はシーリング(コーキング)で補強の上で塗装を仕上げた。
雨押え水切りの塗装

ここで、お客様から
板金屋さんを不満というか疑問を質問される。(^^)
要するに何故、塗装をする必要を板金屋さんが話したのか不思議に感じたようです。

お客様からすると
必要なら施工(立平葺き屋根工事)をするときに
「谷樋も一緒に交換すればよかったのではないか?」・・・という疑問。

なるほど・・・
板金屋さんの説明不足だと理解した。

そもそも、
屋根の部分修理を簡単だという職人さんもいるが、
夏場の気温上昇でルーフィングが野地板に溶けてへばり付いている可能性を
考えると既存ルーフィングの下に新しいルーフィングを差し込む作業はリスクが高い。

おそらく、
施工した板金屋さんも部分修理のリスクを分かっている人で、
目視で谷樋の傷み具合から塗装が必要だと判断したように思う。

注意:時々、「部分修理で漏らしたことは無い!」など
変な腕自慢をするおじさんもいるが・・・あまり信用するのはお勧めできない。

ただ、説明不足で
かなり不安にさせたことは間違いないようで、
仕方が無いので、憶測だが私が補足の説明をすることにした。(^^)

谷樋とルーフィングの基本的な知識

色々な谷樋の納め方はあるとは思うが、基本的には
二次防水(ルーフィング)の施工後に谷樋(一次防水)を設置するので、
谷樋が錆びて穴が開いても、すぐに雨漏りが発生するわけではありません。

屋根の谷樋の図 谷樋

左上の図で説明すると
ルーフィングが健全である限り雨漏りは発生しませんが
谷が痛んで穴が開き、その後、長い間、放置が続くと雨漏りの原因になります。

というのも
ルーフィングの耐用年数は15年~20年と、そこそこ長いのですが
あくまでルーフィングは屋根の下地材であり、紫外線に長くさらされると
劣化が早い段階で進みます。

瓦等の屋根材(一次防水)に保護され
紫外線に直接影響を受けない環境下で、初めて耐用年数が確保される。

正確なデーターは無いが、メーカーに聞いた話では
紫外線にさらされると数年でルーフィングは防水機能を失うようである。

ここまで基本的なルーフィングや
屋根材の納め方等について理解いただけたでしょうか?
次に、今回の工事の納め方について話を進めていきました。

板金屋さんの新設ルーフィングの納め方を考察

現状で内部構造は目視で確認できないが、谷樋の
交換が無かったこと等を考察すると、新設ルーフィングは
谷の上に施工し 雨水を排出するように仕組みを作った可能性が高い。

なにせ
既存の立平部分が台風で吹き飛んだわけだから
下図の谷(赤色)の既存ルーフィングが痛んでいてもおかしくはない

そう考えると
新設ルーフィングと既存ルーフィングを繋げて連続させるより
新設のルーフィングを谷の上に施工するほうが今回のケースでは無難だと思う。
注意:施工方法は現場の状況で変わる

ただ、施工方法が
完璧・・・という話しでも無い。・・・

もし、劣化により錆びて
谷に穴が開けば雨漏りに十分つながるだろうし、何らかの加減で
谷が詰まるとルーフィングの隙間からオーバーフローする事も考えられる。


一次防水(谷樋)頼みの納まりとなることから、長い目で見ると、
谷の交換も含め瓦屋根の棟まで新設する施工方法を提案した方が良かったと思う。

ルーフィングの納まり

と、・・・
個人的にザックリ切って考えれば、そのように思うが・・・
実際はお客様と板金屋さんの間にどのような話のやり取りがあったか、

私には定かでない。・・・

ただ、ここまで説明していれば、
谷を交換するか交換しないかはお客様の判断なので
谷の塗装の話をしても、たぶん、不機嫌にはならなかったはずである。

まとめ

ある程度の
状況と内容を説明すると・・・少し安心されたようだ。(^^)
自分で自分のことを「なかなか良いやつだ!」と自画自賛していると・・・

お客様から次のような話を聞いた。
実は屋根が飛んだ時、最初に私のところに電話をしたが・・・
「既存客の対応があり、新規を受け付けていない」と、あっさり断ったようである。

仕方が無いので
あっちこっちに電話して大変だったとか・・・

私)えっ!!・・・
  いや、台風の後は電話が鳴りっぱなしで・・・すっ・・すみません。💦

  自画自賛どころか
  めちゃめちゃ悪いことをしてるやんか・・・
  何度も謝り、今後は親身に相談にのることで許してもらった。(^^:)

 雨漏り修理の現場 足場幕

でぇ・・・

今回の件で、意外に看板を
人が見ることを知り、次の現場から足場幕をつけることにしてみた。

お客様に配慮して、雨漏り調査・修理の文字は
抑えて塗り替え専門店の文字を大きく強調することにもした。

刺すような赤でなく
白が赤に混じるパステル調の赤に抑えたが、それでも派手?
まぁ、個人的にはいい感じだと思うのだが・・・どうだろう。・・・

令和元年を迎え 初めての現場、
少しのんびりしたい気持ちもあるが、頑張っていこう!!(^^)