今日は少しまじめな話で投稿します。
皆様もご存じだと思いますが、アメリカとイランの戦争によってホルムズ海峡が事実上封鎖されています。遠い国や地域の出来事だと思っていたら、ナフサを原料とする塗料用シンナー、トルエン等が値上がり…

 

 

 

 

 

 

 

 

塗料メーカーのシンナー仕入れ価格が75%アップからの出荷停止に追い込まれました。これ以外にユニットバスも納期の回答が出来ないとの事に…

 

 

 

 

 

 

 

 

建築現場では、お客様と契約しているが「商品が届かないため、工事を先延ばしするしか方法が無い」などなど、顔面蒼白状態です。
では、本当にナフサが入ってこないのでしょうか?

私がSNS等で調べたところ、日本の石油の備蓄は254日分から230日程度に減っただけです。というのも、政府はホルムズ海峡を通らないアメリカ産石油の輸入を3倍から4倍程度に増やし、紅海ルート(インドのタンカーと契約)で石油を確保しているようです。また、ナフサは国内生産4割、中東から4割、アメリカ2割等ですが、オーストラリアで日本が開発している天然ガスの副産物として代替えナフサ(コンデンデート)が1日に10万バーレル程度、確保できるようです。

要するに、日本は石油もナフサも現時点の供給量は問題が無い状態です。では、なぜ建築現場では実際にシンナー等が手に入らないのか…

1.パニック買い

ユニットバスが値上がりするであろうと踏んだマンション建設の多くの会社が「値上がりする前に確保すべき」と、1年先の受注分まで一斉に大量発注をかけた事で塗料の供給不足(ユニットバスに使用する)に陥ったようです。その不安は住宅メーカー、塗装店、防水店といった中小の専門店も同じことで、集中した受注は当然、原料も製造も追いつかない(不足)事になります。

2.第三国による理由

日本はなんだかんだ言っても経済大国、重要な技術を世界シェアで多く持っている国です。例えば、海水を淡水に変える逆浸透膜(RO膜)の日本のシェアは60%程度あり、高品質なRO膜となると他の国の技術では追随出来ないとのこと。降雨量の少ない中東では非常に重宝される技術であり、交渉カードという意味では雑に扱えない国(日本)という事になります。

ただ、すべての石油製品を国内で作っている分けではなく、生産性の低いプラチック容器などは海外という事になります。これら備蓄に余裕のない国では石油もナフサも不足しているため、日本の輸入に影響があるようです。

3.マスコミ等の報道

少し前にマスコミの報道により、6月にはナフサが枯渇するとの報道がありましたが、首相がXで報道を誤情報として否定しました。誤情報が広がると更なる混乱が広がるため、異例ともいえる発信です。

また、旭化成や他の民間会社からも「物の調達は当面問題が無い」と発信しており、民間の会社の意見を聞いても政府の話しが正しいだろうと判断できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

色々な事が絡まって流通に目詰まりを起こしているようですが、経産省の相談窓口ではシンナー等が不足している場合は、上流(石油メーカー)→中流(石油製品を作るメーカー)→下流(問屋)の調整を行い、目詰まりを調整してくれるようです。実際、ユニットバスのメーカーが出荷停止になりましたが、経産省が調整を行いユニットバスの出荷ができるようになったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

考え方としては、上流の石油メーカーが原料を確保できている以上、中流も下流も確保できる事になります。まぁ、これが私が調べた範囲ですが…もし、間違っていたらごめんなさい…

先に伝えておきますが…この話題に関するクレームは一切受け付けませんw