スーパーガルテクトに葺き替える

BEFORE

AFTER

カラーベストおよびルーフィングを撤去してスーパーガルテクトに葺き替えます。今回は、雨仕舞の悪い煙突（換気口）も撤去することになりました。

　
煙突（換気口）を撤去した開口部には断熱材を充填したのち、野地板およびルーフイングを施工します。（既存屋根断熱）

　
写真1

当初はデザインで取り付けてあった煙突（換気口）を残す予定でしたが、煙突（換気口）の取り付け方を確認すると屋根下地の野地板にビスで止めている簡易的なものでした。これでは強風雨に煙突が煽られやすいこと、雨仕舞が悪いこと、また、取り外しについても簡単である事から、お客様に了解を頂いて撤去しました。

煙突といっても暖炉を取る目的では無く、実は小屋裏の通気口になっていたことから、新たに換気棟を施工して小屋裏の湿気を排気をすることにしました。

ただ、作業後の降雨の可能性を考えると、その日のうちにルーフイング（2次防水）まで施工したかったことから、まずは屋根材の撤去日中にルーフィングを屋根全体に張りました。

翌日、煙突部の断熱材と野地板の修理、その後に写真1の様にルーフィングを逆側の棟まで新たに施工して2次防水（ルーフィング）を納めました。野地板の状態でブルーシートという方法もありますが、風雨や降雨量を考えると、このあたりの判断はケースバイケースといったところです。

　
写真2　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　写真3

写真2は換気口です。この上に写真3のように換気棟のカバーを取り付けます。スーパーガルテクトは寄棟などの屋根の形状には施工しやすい屋根材と思います。また、屋根材の裏側に断熱材が10mm程度ある事から、他の金属屋根と比べると、断熱性（断熱材の厚みから、決して高い断熱性能では無く、付加価値として捉えるべき）や雨音も静かだと言われています。ただし、金額はガルバリュウム鋼板の立平よりかなり高い商品。この辺りは屋根の形状やお客様の意向をくみながら提案する必要があります。