有り難い事です。
ブログを更新する暇も無いほど忙しい。(^^;)
お客様に「坂元さんはいつ休んでいるんですか?」と、
質問されるほど・・・(笑

一番の問題点は調査・修補管理を私がやっている事。
なぜ調査・修補管理を自分でやっているかというと、通常の
建築の概念からすると、かなり特殊。・・・ここが悩みどころになる。

私も人の子ですから
部下でも作って、どんどん集客して左うちわで暮らしたい・・(笑
てぇ、気持ちも無い事は無いのですが、私なりに出来ない理由が2つあります。

1・上記のお話し通り特殊なため、人まかせにできない。

2.何でもかんでも請負わけにはいかない。

1の修補は1件、1件、事情が違うので
毎回、修理方法を考えなければならない。もちろん、事前に
散水調査等で確認は取っているものの、建物の傷み加減や不具合は解体して初めて分かる

IMG_5612 

上の写真は現在、修補を行っている現場ですが
サッシ(黒)横のタイル壁を 撤去すると内部が見事に腐食している。
こうなると、どのように雨仕舞をするか即座に回答をださなければならない
壁に孔を開けたまま ほっては置けないので、冷静な判断が必要になる。

2の何でもかんでも請負わけにはいかないというのは、
雨仕舞の不具合を改善し、外部に雨水を排出させる為の修理であるが、
構造体そのものの変更が必要な場合は、残念だが私の範疇を越えている。

例えば、屋根・壁の形状の変更とか、
重要な梁・柱などの撤去が絡むものは触るわけにはいかない。

ただし、
腐食(梁・柱)している場合
専門業者を呼んできて、修理をしてもらいながら雨仕舞を
進めるのだが、ある程度、目視の段階で修補の目安を着ける必要がある。

要するに・・・
追求すればするほど、左うちわから離れていく仕事のようだ。・・・(笑

まぁ、・・・どんな仕事にも大変な部分はある。
それに、悪い事ばかりではない、また頑張ろうと思える連絡もあるのだ。(^^)

WS000023 

先日、3年ほど前に
修理を行ったお客様から、以下の内容を頂いた。

10数年間、悩まされた雨漏りがあれ以来ピタリと止まった。
今日は雨漏りの話では無く、屋上の防水を考えているんやけど、
坂元さん、都合の良い時でいいから見に来てくれる?」というものである。

つづけて・・・

「他に頼む気は無いから安くしてよ」とのこと。

はい、頑張ります! (^^)

なんだろう・・・
この電話を頂いた瞬間に、すべての疲れが吹き飛んだ気がする。
嬉しい連絡だった。たぶん、今の私には温泉よりも効果があると思う。

ただし、
電話を頂いた時、なにか不具合でもあったのかと・・

少しだけ・・・

ドキッとしてしまった事は、お客様には内緒です。・・・(笑