息子1号については
初めての子供という事もあり、
手探りながら気合を入れたと思うが、

2号(中2)については・・・

自分で考え、判断し、
行動するという事を全て人任せのところがある。
ようするに、主体性が無い節が幼少の頃からあったのだ。

 嫁には
「あんたが甘やかすからや~」と、いわれる。
まぁ、一般的に、旦那に対する嫁の評価は低いようだが、
どうやら、我が家も例外ではない。・・・(笑

さて、
そんな2号が珍しく空手の2つの試合に出る事を自分から決めて来た。
また、通っている道場に中学生がいない事から、難波の道場に
出稽古に行きたいと言い出した。なんでも、試合に向けてみんなで組み手をして
頑張っているようだ。

少々、送り迎えが面倒な気はするが、
2号の主体性を養う意味でも良い機会であり、
試合での結果が伴えば少し大人になってくれる期待感もある。

それに、同じ試合に出るのなら
息子の勝つところを見たい。などの理由で、出稽古に連れていく事にした。

確かにみんなで組み手を頑張ってはいたが
大人の全日本クラス(プロの格闘家)だという事は行ってから気が付く・・・(笑

軽く相手をしていただくが
ローキックが かするだけでも相当痛いらしい。 (笑
たぶん、今までのパターンならば1回きりとなるところだが
次の週もそのまた翌週もと、なんだかんだと2か月ほど通っていたと思う。

3年ぶりの試合、
特に1つ目の試合前は他流派でもあるし、判定も厳しい事を伝えてある。
さぞかし緊張しているだろうと思ったが、試合数日前に祭日を利用して、
同級生の女の子と二人で映画を見に行ったらしい。

緊張感が無いというか・・・まぁ、それはそれで、別に良いのだが・・・

結果は全試合一本勝ちで優勝、
少しトロフィーが小さい事は気になるが、これで弾みがつく。(^^)

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優勝した試合の2週間後は、2号が所属する空手団体の 試合である。
「初戦の相手がかなり強い」と、私に情報が入り、息子のプレッシャーを
考えると、伝えるかどうかを迷ったがプレッシャーを跳ね除けて戦ってほしい
気持ちもあり、2号に伝えてみた。

2号 「相手が強くても関係ない! そのための練習をしたんやから。」

正直、最初は耳を疑った。 が、本心で話している事が分かり嬉しかった。

試合結果などどうでもよい・・・
いや、どうでもよいわけではないが・・・
そう思いたくなるほど、息子の一言が嬉しかった。

勝った。(^^)
試合後、相手の子が2号に何かを話しかけていたので
何を話しかけていたのか聞いてみると、「この後の試合も勝ってください。」と
伝えたようだ。実に素晴らしい姿勢であり、彼はまだまだ伸びしろがある事が分かる。

空手に限らず、
この様な経験が人としての姿勢や心を伸ばしていくのだと思う。

その後、決勝を迎え、試合の順番を2号とセコンドの息子1号が待っていると
対戦相手の親から、腕のサポーターが布製(2号)で革製の規定でない事にクレームが付く。

革製のサポーターの方が殴りあうと、布製より固くて
痛いので、変わったことを言う人だと1号も思ったようだが、ルールはルール。

3年間のブランクがあり、今までのルール変更に
気が付かなかったのだ。離れた位置にいた私に事情を説明して
私と1号で手分けして革製のサポーターを借りに走ったのだが・・・

その間 一人で待っていた2号に、相手の親が敵意むき出しで
自分の息子に「お前なら勝てる。負ける要素が一つも無い!」
などと、繰り返し2号に威圧をかけてきたようである。(注:あくまで2号の感じた事)

今までの2号ならば、その環境に委縮していたと思う。
1号が革手を借りて帰ってきた時に、一人で待っている間の出来事を
1号に話し終えると、「ぶっ飛ばす!」と宣言をして試合に挑んだらしい。(笑

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本戦3-0で判定勝ち! 2試合連続で優勝です。
後で1号から聞いた話ではあるが、「ぶっ飛ばす!」などと宣言をする
子では無かった。確実に大人へと成長をしている事に泣けてくるぐらい嬉しかった。

試合が終わり、私に近づいてくる息子が・・・

2号 「優勝したから約束のドラクエⅪ買ってや」

私  「はっ・・・そんな約束したか?」

どうやら、飲んでいる時に約束したようだ・・・
ではなにか・・・今までの努力はドラクエⅪのためか・・・??

ちっ!・・・俺の時間と感動を返せ!!・・・┐( ̄ヘ ̄)┌

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