美味いと評判の寿司屋があります。
値段も手ごろなので、月に1・2回の割合で通っているのですが・・・
地元で知られているだけあり、小学校・中学校の友人と
時折ですが、顔を合わせます。
懐かしい顔ぶれでもあり、昔話に花も咲くのですが、
年齢でしょうか・・・
子供の頃に一緒にいた、友人が死んだ話も耳にします。
なんて表現すればよいのだろう。
ストレートに言うと、あまり聞きたくない話です。
特に、思い出の多い幼馴染が死んだ話はこたえますよね。
先日、Oが死んだ事を知りました。
Oとは子供の頃、よく一緒に遊んだ記憶があります。
見た目は、ヤンチャ坊主そのものですが、
実際に接すると、とても気持ちの優しい奴でした。
Oと 出会ったのは確か、小学1年生か2年の頃で
私が小学4年生の時に隣町に引っ越しをするまでの間、よく一緒に遊びました。
その後、中学で再開するのですが、今度はOが中学2年で引っ越しをします。
普通、ここから出会う事は無いのですが・・・縁があるのでしょう。
再び高校で再会しますが、Oは高校2年の時に、あっさりと中退。(笑
私は高校を卒業して10年ぐらいたった頃、父の会社を継いだのですが・・・
バブルもはじけて、本当に苦しい時期でした。
恥ずかしい話ですが、
その当時、 長男が生まれたのに、おむつを買ってやるのも大変で
必死で、地元の不動産・工務店に飛び込み営業をかけていた頃だった。
おそらく・・・どこかで、私の噂を聞いたのでしょう。
絶妙なタイミングで「自分の勤める工務店を紹介する」と連絡がありました。
後で聞いた話ですが、Oが半ば強引に工務店の社長に
私を紹介してくれたようです。(^^)
ありがたい・・・本当にありがたかった。
なのに、私を紹介した半年後、会社の社長と
反りが合わないという理由で、Oは会社を辞めてしまいます。(笑
そこから消息が分からなくなり、20年もの間、音信不通・・・
やっと寿司屋で耳にした話が、2週間前に死んだとか・・・
まったく、なんだろうね。・・・
再会しては、どこかに消えてしまう、変わった幼馴染ではあるのだが、
また、ひょっこりと目の前に現れると思っていた・・・
もう会う事は無いと理解した時、体が震えた。
小学生以来か、不覚にも人前で泣いてしまうのは・・・
それまで機嫌よく飲んでた。むしろ上機嫌やったのに・・・
最後の最後にそんなオチかよ。・・・バカ野郎・・・(_ _。)