BEFORE
AFTER
公開時期 2016年12月
現場名 東大阪市 A様邸 
工期 3週間
外壁仕様 サイディング
屋根仕様 ガルバリュウム鋼板
金額 -
コメント -
施工例

施工の様子

img_3352 

内樋・笠木・ベランダから雨漏りが10年前に発生し、雨漏り修理を行った現場です。

現状の断面図 雨漏り修理後の断面図
施工前の断面図             雨水を排出する雨漏り修理後の断面図

修理方法を文章だけでは伝わりにくいので、上記の断面図で解説します。左が施工前の断面図、右が修理後の断面図です。

修理内容は左断面図の下屋根(カラー鉄板葺き屋根)とパラペット取り合いにある内樋(Before青矢印)に雨水が流下しないように右断面図のように手すり壁を立ち上げ、手すり壁からパラペット天端に向けて下屋根を新たに施工する事で既存の内樋に雨水が流下しないように新たな仕組みを作りました。

平たく言うと、既存の不具合箇所を蓋をするように新たに屋根を作って、雨漏りを防ぐ作戦です。(^^)

そもそもですが、下屋根を隠すようにパラペット(外壁と屋根の境界にある立ち上がり部)を施工し、排出量の低い内樋を作った事が不具合と言えます。

デザインを優先させると、なぜか、屋根を外部から見えないようにするキューブ型(四角い家)になるようです。雨仕舞的にはリスクだらけなのですが・・・これが今でも多い・・・

dsc05536 雨漏り被害

さて、工事の話に戻ると・・・イレギュラーだったのは梁が思った以上に腐朽していたこと。こればかりは解体しないと分からないのが雨漏り修理の恐ろしいところです。

当然、この状況で工事を進めるわけにもいかず、新たに梁を修理する工事金額の増額を話する必要が出てきました。

事前に躯体の腐朽が進んでいれば、それに伴う費用が別途で発生する事はお客様に話していましたが、やはり費用負担の増額は話は伝えにくい。とはいうものの、言わなければ大きな地震には耐えられない状況・・・命に係わること・・・

結果、包み隠さず誠実に話して、理解して頂きました。

事前に梁の腐朽の状態を見ながら説明していたので、お客様の方は心の準備はある程度、出来ていたようです。

そう・・・心の準備が無かったのは私だけの様でした。・・・(^^:)

雨漏り修理の難しさ

工事の話はこれで終了ですが、一つ付け足すと、お客様は10年間放置していたわけではありません。何度も他社で修理を行ったが、雨漏りは再発を繰り返したようです。一般の方がこの様な展開を分かるはずもありませんが、本当に雨漏り修理は難しく、最初から雨漏り修理を専門にしている所に依頼する事が望ましいです。

もし、雨漏り修理を考える方は下記の記事を参考にしてください。

失敗しない雨漏り工事会社の選び方